既存店舗を対象とした分析
本演習では、既存店舗から商圏を作成し、周辺の人口分布マップや人口特性が把握できるレポートを作成します。
演習
演習用データのダウンロード
BA Pro チュートリアル-商圏分析 プロジェクトパッケージが無い場合は、ダウンロードし、プロジェクト パッケージを開きます。

[コンテンツ] ウィンドウおよびマップ上に「自社店舗」レイヤーがあらかじめ追加されていることを確認します。
リング商圏の生成
自社店舗ポイントを起点としたリング商圏を作成します。
- [解析] タブ → [ジオプロセシング] グループの [ツール] をクリックします。
[ジオプロセシング] ウィンドウが表示されます。
[ツールボックス] タブ → [Business Analyst ツール] → [商圏] → [リング商圏の生成 (Generate Trade Area Rings)] をクリックします。
[リング商圏の生成] ツールに、以下のように設定します。
パラメーター 設定値 入力フィーチャ 自社店舗 出力フィーチャクラス リング商圏_1_3km 入力方法 値 距離 1 列目に「1」と入力し、[+他を追加] をクリックして 2 列目に「3」と入力 距離単位 キロメートル ID フィールド 店舗ID 
[実行] をクリックしてツールを実行します。
マップに、自社店舗を起点とした 1,3km のリング商圏が追加されます。
カラー コード レイヤー
人口総数を表現する階級区分マップを作成し、店舗周辺の人口分布を把握します。
- [解析] タブ → [ビジネス解析] → [カラー コード レイヤー] を選択します。

- [人口] → [人口総数] → [2020 人口総数] を選択し、[OK] をクリックして、可視化する変数を選択します。
[シンボル - カラー コード レイヤー] パネルが表示されます。
[区画] → [対象地域] 横の [v] ボタンをクリックして、[境界レイヤー] に [リング商圏_1_3km] レイヤーを選択します。

[詳細レベル] を [町丁・字等] に設定します。
[スタイル] でクラスや配色、分類方法などを任意に設定します。
[結果の表示] をクリックすると、統計サマリーやヒストグラム、テーブル形式で結果を確認できます。

マップの見た目を調整
ここまでの操作で、リング商圏とカラー コード レイヤーを作成しましたが、自社店舗やリング商圏がカラーコード レイヤーの下に配置されており、各レイヤーの位置関係が分かりにくい状態です。
以下のようなマップになるように、各レイヤーの描画順やシンボルを変更します。

[コンテンツ] ウィンドウで、[描画順にリスト] タブが選択されていることを確認します。
「カラー コード レイヤー」をドラッグ&ドロップで「リング商圏_1_3km」レイヤーの下に移動させ、以下の順番になるように調整します。

ここまでの操作で、上から自社店舗、リング商圏、カラーコード レイヤーの順にマップが描画されています。
リング商圏のシンボル設定を変更します。
- [コンテンツ] ウィンドウの「リング商圏_1_3km」レイヤーを右クリック → [シンボル] をクリックします。
[シンボル] ウィンドウが開きます。
[プライマリ シンボル] を [個別値] から [単一シンボル] に変更します。
シンボルのアイコンをクリックします。

[ポリゴン シンボルの書式設定] が開きます。
- [プロパティ] タブの表示設定を以下のように設定し、[適用] をクリックします。
- 色: 色なし
- アウトライン色: 黒
- アウトライン幅: 2pt

カラー コード レイヤーの透過度を調整し、背景地図が見えるようにします。
- [コンテンツ] ウィンドウの「カラー コード レイヤー」を選択します。
- 表示された [カラー コード グループ レイヤー] タブの [効果] → [透過表示] を「50%」に変更します。
以上で、レイアウトの調整は完了です。
サマリー レポート
リング商圏内の統計情報を集計したレポートを出力します。
- [解析] タブ → [ジオプロセシング] → [ツール] をクリックします。
- [ジオプロセシング] ウィンドウで、[ツールボックス] タブを選択し、[Business Analyst ツール] → [レポート] → [サマリー レポート (Summary Reports)] をクリックします。
- [サマリー レポート] ツールを以下のように設定し、実行します。
| パラメーター | 設定値 |
|---|---|
| 境界レイヤー | リング商圏_1_3km |
| レポートの作成 | 年齢別人口・地域比較レポート (Classic) |
| 出力フォルダー | デフォルトのまま |
ツールの実行完了後に、出力されたサマリーレポートを確認します。
- [詳細の表示] にカーソルを当て、[パラメーター] タブの [出力ファイル] をクリックします。

- これまでの手順で作成したマップ画像と、リング商圏内の人口を経年比較した値がテーブルやチャートで表現されていることを確認します。

- [プロジェクト] タブ → [保存] を選択し、プロジェクトを保存します。
まとめ
この演習では、自社店舗周辺の人口分布を直感的に把握できるマップと、商圏内の人口などの統計情報を集計したレポートを作成することができました。また、以下ツールの操作を学びました。
- [リング商圏の生成] ツール
- [カラーコード レイヤー] ツール
- [サマリー レポート] ツール